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Designing houses, stores, etc. based in Chuo-ku, Niigata City
N-renovation
2019.11 Completion
Location Sanjo City, Niigata Prefecture
Dedicated housing
Structure / construction method Wooden 2nd floor / conventional construction method
Floor area 122㎡
Construction type Seismic retrofitting, renovation
Construction Wakui Construction / New Creation
Taken by Takahiko Fuse
リノベの難しいさは外観デザインにあります。 表面的な新築同様の機能を満たすことは簡単です。 内部のプランと外観デザインの整合性を考え整えることが必要です。 | もともと和室だった部分をベランダにしました。 リフォームとリノベーションの違いをよく聞かれますが、 表層にとどまらず生活の在り方から考え改修することと説明しています。 |
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築45年を経てた木造住宅。 子供の成長に合わせ増築もしてきました。 必要以上な部分は減築して身軽に 生活の在り方、耐震補強・断熱を根本から考え直しました。 | 玄関は土間になっていて薪ストーブを設置しました。 LDKと一体の空間に設置しているのでキッチンの強力なシロッコファンで煙が逆流しないように給気の計画をしました。 煙の上昇を妨げることのない計画が必要です。 |
オブデザインではメーカーの既成品を採用することは少なく、オリジナルのキッチンを作成します。 デザイン的なこだわりが叶うことはもちろんですが意外とローコストで作れることも好評です。 | 薪ストーブの暖気が回りやすいように空間を繋げています。 平日はエアコンで暖を取るので、断熱計画が大切です。 空間がつながるということは暖房面積も繋がります。 |
天井の高さを取りたいこともあって天井は既存の構造を表しました。 45年経過した無垢材の傷や割れなどリノベならではの新旧の材料がいい味を出しています。 | |
バスルームはFRP防水に白色のトップコートで仕上げました。 天井は湯気で水滴が付きますので船底天井にして機能とデザイン性を兼ね備えています。 | この建物ではラワン合板を多用しました。 理由は木目の美しさと汎用品なので手に入りやすく扱いが容易です。 ただ、産地や製造ロットによって板自体に白っぽかったり、黄色っぽかったり色幅があります。 私は赤身のラワン合板をお勧めしていますので合板を扱う問屋さんの倉庫から選定して利用しています。 |
階段と手摺は黒皮鉄に蜜蝋仕上げとしました。 鉄骨階段は仕上げとしてペンキ仕上げが多いですが、仕上げない美しさを取り入れたデザインです。その他コンクリートや構造材等も素材感を生かした仕上げとしています。 | 床と天井はラワン合板を仕上げとしました。 ラフな仕上がりに好き嫌いの個人差がありますがラワン合板特有の木目は美しいと思います。 壁はフリース素材を基材とした塗装済みのクロスです。 ビニール系クロスと違って通気性能があり、材料が伸びにくいので継ぎ目がわかりにくいことが特徴です。 塗装の質感もいいです。塗装仕上げはいろいろ工法がありますが費用対効果の良い材料だと思います。 |
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